旅行計画アプリ比較|NAVITIME Travel・tabiori・生成AIほか

目次
  1. 旅行の計画は4つの段階に分かれる
  2. 7つを一覧で比べる
  3. NAVITIME Travel
  4. tabiori
  5. ニコディ
  6. Rakuten AI(楽天トラベル)
  7. Googleマップ
  8. 生成AI(ChatGPT・Geminiなど)
  9. ふら旅
  10. 段階別に選ぶ
  11. まとめ

旅行計画アプリは数が多く、どれも「旅行準備がかんたんになる」と書いてあります。 ただ、実際には得意な段階がアプリごとに違います。行き先探しが得意なもの、宿探しが得意なもの、決まった予定をしおりにまとめるのが得意なもの、と分かれています。

この記事では、旅行計画に使える7つを同じ項目で並べます。 ひとりで週末に出かける場合を前提に、どの段階で困っているならどれを使えばいいかを整理しました。

比べたもの
旅程づくり3つ/宿探し1つ/地図1つ/生成AI/ふら旅
大きな違い
計画のどの段階を手伝ってくれるか
前提
国内・ひとり・週末

旅行の計画は4つの段階に分かれる

アプリを比べる前に、旅行の計画を段階に分けておきます。

  1. 1. 行き先を決める

    どこに行くかを決める段階です。候補を集めるのは楽しくても、1つに絞るところで止まりやすい段階でもあります。

  2. 2. 宿を取る

    泊まる日に空いていて、予算に合い、ひとりで泊まれる宿を探して予約します。

  3. 3. 移動と旅程を組む

    列車の時刻、乗り換え、現地で回る順番を決めます。

  4. 4. しおりにまとめる

    決まった予定を1か所にまとめ、当日すぐ見られるようにします。同行者がいれば共有します。

旅行計画アプリの多くは、3と4を手伝うものです。 行き先がまだ決まっていない人がしおりアプリを入れても、最初の画面で手が止まります。

7つを一覧で比べる

NAVITIME TraveltabioriニコディRakuten AI(楽天トラベル)Googleマップ生成AIふら旅
得意な段階3(旅程)4(しおり)3・42(宿)31〜3のたたき台1〜3
行き先を決めてくれるか情報探しまで—情報探しまで——候補を出す決めて届く
宿予約ページあり—予約ページあり提案から予約まで検索のみ候補を出す空室を確認した宿が届く
移動時間・運賃自動で計算自分で入力経路時間計算は有料—経路検索要確認実際の時刻と運賃
料金基本無料(プレミアム月額480円)基本無料(有料プランあり)基本無料(有料会員あり)楽天トラベルの機能無料無料プランあり利用料なし
売りにしている点自動ルート計算・予約共同編集・印刷共同編集・現地の情報自然な文章で宿探し地図と保存リスト何でも聞ける提案が1件だけ届く

ここからは、それぞれの特徴とひとり旅での使いどころを見ていきます。

行きたいスポットを登録すると、移動ルート・所要時間・交通費を自動で計算して旅程を組んでくれるアプリです。 滞在時間を変えると、後ろのスケジュールも自動で組み直されます。

項目内容(2026年10月時点)
料金基本無料。プレミアムコースは月額480円(初回7日間無料)
プレミアムでできること最大10人での共同編集、複数経路の確認、プランとお気に入りの上限を200件に
予約アプリ内から航空券・新幹線・特急・ホテル・レンタカーなどを予約できる
Web作ったプランはWebサイトからも見られる・編集できる

2026年9月15日には、ChatGPT・Gemini・Claudeとの会話をコピーして貼り付けると、出てきたスポットを取り込んで旅程にする「AI会話インポート」が始まりました。 取り込んだスポットはナビタイムの地点データと照合され、営業時間も表示されます。利用には無料のNAVITIME IDが必要です。

公式:App Store/AI会話インポートの発表

ひとり旅での使いどころ:行き先が決まっていて、列車の時刻や現地での移動時間を確かめたいとき。Googleマップの経路検索と違い、複数のスポットを回る1日分の旅程として移動時間と交通費をまとめて出してくれます。

向かない人:行き先が決まっていない人。おでかけ情報の記事は読めますが、どこに行くかは自分で決めます。

tabiori

旅のしおりを作って、同行者と共有することに特化したアプリです。 スケジュール・持ち物リスト・地図・写真・メモをまとめられ、同行者を招待すると共同で編集できます。

項目内容(2026年10月時点)
料金基本無料。tabiori premium(月額・年額)で広告非表示・動画共有・コンビニ印刷など
共有QRコードかURLで共有。旅行期間中だけ位置情報を共有する機能もある
その他オフラインでも見られる。ローソン・ファミリーマート・セイコーマートで印刷できる
Webtabiori.comでパソコンからも編集できる(アカウントの紐付けが必要)

公式:App Store

ひとり旅での使いどころ:持ち物リストと、電波が届きにくい場所でも見られるオフライン閲覧。山あいの温泉地では役に立ちます。

向かない人:ひとりで使う人には、売りの共同編集がほとんど要りません。移動時間も自分で入力します。

ニコディ

行きたいスポットを保存して並べ替えるだけで行程表ができるしおりアプリです。 ホテルのスタッフが作った「ホテリエしおり」で、現地の店やスポットの情報を集められるのが特徴です。

項目内容(2026年10月時点)
料金基本無料。月額のニコディサポーターズで広告非表示・経路時間計算・定休日アラートなど
共有LINEなどでURLを送ると招待でき、共同で編集できる
対応App Storeの表記はiPhoneのみ

公式:App Store

ひとり旅での使いどころ:行き先は決まったが、現地で何をするかが決まっていないとき。ホテリエしおりで現地の情報を拾えます。

向かない人:移動時間を計算したい人は有料会員が前提になります。共同編集を使わないなら、強みの半分は使いません。

Rakuten AI(楽天トラベル)

楽天トラベルのアプリとスマートフォン向けサイトで使える、宿探しのAIエージェントです。 「静かな温泉宿にひとりで泊まりたい」のような文章で条件を伝えると、宿を提案してくれます。

項目内容(2026年10月時点)
始まり2025年9月に「楽天トラベルAIホテル探索」として開始。2026年4月30日に予約機能を足して改称
できること最大30軒を一覧で比べる・地図で見る・プランを選んで予約する
使う情報口コミ・宿の情報・予約データ・Web検索の結果
対象宿のみ。交通や旅程は扱わない

公式:楽天グループの発表

ひとり旅での使いどころ:行き先が決まっていて、ひとりで泊まれる宿を探したいとき。「一人泊」「部屋食」のような条件を文章で伝えられるので、絞り込みの項目を探す手間が減ります。

向かない人:最大30軒が並ぶので、最後に選ぶ作業は残ります。交通や旅程は自分で調べます。 ひとりで泊まれる宿の見分け方は一人泊できる宿の探し方にまとめています。

Googleマップ

計画専用のアプリではありませんが、行きたい場所を保存リストにまとめ、経路を調べる用途で広く使われています。 すでに入っている人が多く、新しく覚えることがないのが利点です。

ひとり旅での使いどころ:気になった店や立ち寄り湯を保存しておき、現地で近くにあるものを確かめるとき。

向かない人:旅程をまとめる機能は弱く、行き先や宿を決めてくれるわけでもありません。

生成AI(ChatGPT・Geminiなど)

「東京から1泊で行ける静かな温泉地」のように条件を伝えると、候補や旅程のたたき台を作ってくれます。 条件を細かく伝えられ、何度でも聞き直せるので、行き先の候補を広げる用途には向いています。

ただし、使うときは次の点に注意が必要です。

  • 列車の時刻・運賃・宿の空室は、AIの回答をそのまま信じず、時刻表や予約サイトで確かめる
  • 候補をいくつも出してくれるぶん、最後に1つに絞る作業は自分に残る
  • 宿の予約や列車の手配は自分で行う

NAVITIME Travelの「AI会話インポート」を使うと、AIとの会話から旅程を作り、移動時間を計算し直せます。AIで候補を出し、時刻の確認はNAVITIME Travelで、という組み合わせは実用的です。

AIの旅行プランナーとふら旅の設計の違いは、AI旅行プランナーとの違いに詳しく書いています。

ふら旅

東京発・週末1泊2日のひとり温泉旅を、LINEで毎週1件だけ提案するサービスです。 週の前半に「今週末、空いていますか?」と聞き、空いていると答えた人に、行き先・宿・往復の列車・旅程が決まった状態で1件届きます。

項目内容
使うものLINE(アプリの追加インストールは不要)
利用料なし(宿代・交通費は自分で払う)
届くもの行き先・宿・往復の列車・1泊2日の旅程・雨の日の代替・概算の総額
宿提案の時点で、大人1名の空室を確認した宿
移動実際の時刻表で確認した列車の時刻と運賃
予約届いた提案の予約ページから自分で予約する

ほかのアプリとの違いは、行き先を決める段階から引き受ける点です。 7つのうち、行き先・宿・移動をまとめて決めた状態で届くのはふら旅だけです。 交通の時刻や料金はAIに書かせず、実際の時刻表と予約サイトのデータを使っています。

向かない人:次のどれかに当てはまる場合は、ほかのアプリのほうが合います。

  • 東京以外から出発する人、2人以上で行く人(対象外です)
  • 行き先がもう決まっている人。ふら旅は行き先を指定できないので、NAVITIME TravelやRakuten AIのほうが早く済みます
  • 計画を立てること自体が楽しい人。ふら旅はその作業を取り除くサービスです
  • 候補を自分で見比べて選びたい人。提案は1件だけで、比較表は出しません

使い方の流れはふら旅の使い方にまとめています。

段階別に選ぶ

迷ったら、いま止まっている段階で選ぶのが早道です。

止まっている段階選ぶもの
行き先が決まらないふら旅(ひとり・東京発・温泉なら)/生成AIで候補を広げる
行き先は決まったが、宿が決まらないRakuten AI
宿も決まったが、時刻や回る順番を組みたいNAVITIME Travel
予定は決まったので、まとめて持ち歩きたいtabiori/ニコディ
同行者と一緒に計画したいtabiori/ニコディ/NAVITIME Travel(プレミアム)

まとめ

  • 旅行計画アプリの多くは、移動と旅程を組む段階・しおりにまとめる段階を手伝うもの
  • しおりアプリの売りは同行者との共同編集で、ひとり旅ではその強みをあまり使わない
  • 宿探しなら楽天トラベルのRakuten AI、時刻の確認ならNAVITIME Travelが向いている
  • 生成AIの出した時刻・運賃・空室は、必ず時刻表や予約サイトで確かめる
  • 行き先を決めるところで止まっているなら、計画アプリより提案を受け取る形のほうが合う

東京から週末にひとりで温泉へ行きたいのに行き先が決まらないなら、空き状況を答えるだけで1件届くふら旅を試してみてください。

よくある質問

旅行計画アプリはどれを選べばいいですか?

計画のどの段階で困っているかで選びます。行き先が決まっていてスケジュールを組みたいならNAVITIME Travel、同行者としおりを共有したいならtabioriやニコディ、宿を探したいなら楽天トラベルのRakuten AIが向いています。行き先を決めるところで止まっているなら、どのアプリも決めてはくれないので、提案を受け取る形のサービスのほうが合います。

ひとり旅でも旅のしおりアプリは役に立ちますか?

役には立ちますが、多くのしおりアプリは同行者との共同編集を売りにしています。ひとり旅では共有の機能はほとんど使わないので、移動時間や運賃を自動で計算してくれるかどうかで選ぶほうが実用的です。

ChatGPTやGeminiに旅行の計画を任せても大丈夫ですか?

行き先の候補を広げたり、旅程のたたき台を作ったりする用途には便利です。ただし、列車の時刻・運賃・宿の空室はAIの回答をそのまま信じず、時刻表や予約サイトで確かめてから予約してください。

無料で使える旅行計画アプリはありますか?

この記事で取り上げたアプリは、いずれも基本機能を無料で使えます。NAVITIME Travel・tabiori・ニコディには、共同編集や広告非表示などが使える有料の月額コースがあります。