過ごし方
夏に温泉へ行く意味|暑い時期のひとり旅の組み方
目次
温泉は寒い季節のものと思われがちですが、夏に行くとむしろ条件が良くなる面があります。
理由は3つあり、いずれも一人旅と相性のいい性質です。 一方で、行き先を間違えると単純に暑いだけの旅になります。
- 狙い目
- 7月中旬まで/8月下旬以降
- 行き先の条件
- 標高があること
- 避ける
- お盆・低地の露天風呂
夏に行く3つの理由
1. 標高のあるエリアは涼しい
東京発の温泉地には、標高の高いエリアが複数あります。 草津のように標高1,000mを超えるエリアでは、夏でも朝晩の気温が下がります。
都市部の熱帯夜から離れられるというだけで、夏の温泉旅には十分な理由があります。
2. 紅葉・雪見の時期と競合しない
温泉の繁忙期は、紅葉(10月下旬〜11月中旬)と年末年始です。 夏はお盆を除けば需要が分散するため、一人泊の在庫が取りやすい時期になります。
3. 日が長い
夏は日没が遅く、19時ごろまで明るい時間が続きます。 到着後や夕食前に外を歩く余裕が生まれ、冬より行動の自由度が高くなります。
行き先の条件は「標高」
夏に関しては、行き先の選び方が季節の中で最もはっきりしています。
| エリアの性質 | 夏の快適さ |
|---|---|
| 標高1,000m前後(草津・奥日光など) | 高い。朝晩が涼しい |
| 山間の渓谷沿い(四万・塩原など) | 中〜高。川沿いは体感が下がる |
| 高原エリア | 高い |
| 海沿い(熱海・湯河原など) | 中。日中は暑い |
| 低地・盆地 | 低い |
エリアごとの所要時間は東京から2時間で行ける温泉地を参照してください。
暑さで失敗しない一日の組み方
夏の失敗は、たいてい時間帯の設計から起きます。
移動は午前中に済ませる
昼過ぎの移動は駅のホームや乗り換えで消耗します。午前に着いてしまうのが楽です。
日中は外を歩かない
13〜16時は屋内か、宿で休む時間にします。夏の日中は観光に向きません。
露天風呂は朝と夜に入る
日中の露天風呂は暑くて長く入れません。内湯なら日中でも問題ありません。
散歩は夕方以降
日が長いので、17時以降でも明るいまま歩けます。
考え方は「何もしない旅」の作り方にまとめています。
持ち物で変わること
夏だけ足すものがあります。
夏のひとり温泉で足すもの
- 着替えを1組多く(移動と入浴で2回着替える)
- 水分(湯上がりと就寝前に必要になる)
- 日差し対策(帽子など。屋外を歩くなら)
- 薄手の羽織り(標高のあるエリアは朝晩冷える)
とくに最後の項目は見落とされます。 標高のあるエリアは、夏でも朝晩に冷えます。 日中の暑さだけを想定して薄着で行くと、朝の散歩で寒い思いをします。
梅雨の時期はどうか
6月から7月中旬は雨が多い時期ですが、温泉旅では致命的ではありません。 滞在の中心が屋内にあるため、雨で失われるのは観光だけだからです。
むしろ宿が空いていて料金も落ち着くため、静かに過ごす目的なら条件は良くなります。 備え方は雨の日プランを1つ持っておくにまとめています。
避ける時期
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 7月中旬まで | 梅雨だが空いている。狙い目 |
| 7月下旬〜8月中旬(お盆含む) | 混雑・料金ともに上がる |
| 8月下旬以降 | 落ち着く。狙い目 |
混雑の避け方は混雑を避けて温泉に行くにまとめています。
まとめ
- 標高のあるエリアを選べば、夏でも朝晩は涼しい
- 紅葉・年末年始と競合しないため、一人泊の在庫が取りやすい
- 日が長く、夕方の散歩が現実的な選択肢になる
- 夏は所要時間より標高を優先して行き先を選ぶ
- 日中は外を歩かない。露天風呂は朝と夜に入る
- 標高のあるエリアは朝晩冷える。薄手の羽織りを1枚持つ
狙うなら7月中旬までか、8月下旬以降です。 お盆だけ外せば、夏は一人旅にとって悪くない季節になります。
よくある質問
夏に温泉は暑くて入れないのでは?
標高のあるエリアなら、夜と朝は涼しくなります。都市部の熱帯夜と違い、朝晩に気温が下がるエリアを選べば入浴は問題ありません。避けるべきは日中の露天風呂で、これは季節を問わず暑い時間帯です。
夏休みの時期は避けたほうがいいですか?
お盆は避けたほうが確実です。家族連れが中心になり、料金も上がります。同じ夏でも7月中旬までと8月下旬以降は落ち着くため、そこを狙うと条件が変わります。
夏の一人旅で持っていくべきものはありますか?
汗をかくため、着替えを1組多めに持つと快適です。移動と入浴で1日に2回着替えることになるためで、荷物としては大きく増えません。